先日、10月1日(日)に第一回の松本マラソンが開催されました。
当院にもマラソンに参加するランナーの方
ボランティアで大会を支えて下さる方など
大会に関わる方がたくさん来院されていました。
鵞足炎の治療で来院されていて、
大会一週間前にぎっくり腰になってしまった患者さんは、
四時間を切るタイムでゴールされました。
しかし、翌日来院された時には
足を引きずりながら歩くのも辛そうでした。
話を聞くと30キロ過ぎにふくらはぎが痙攣してしまい、
途中で止まって筋肉を伸ばして叩いて
それでも走ってゴールしたそうです。
「ゴールした後は一歩も歩けなかった」
と話してくれましたが、
そんな状態でも目標としていた四時間以内を達成した
精神力の強さに驚かされました。
また、別の患者さんは
大会一週間前にジャンプの着地で
ふくらはぎの肉離れをしてしまいました。
受傷翌日に来院された時点で、
「大会に出場するのは難しいと思います」
と伝えました。
それでも本人は、
「それまでにやれるだけの事はしたい」
「走れなくてもスタート地点には立ちたい」
と気持ちを話してくれました。
そして毎日鍼灸治療を行い
当日はKTテープを貼り出場しました。
私は、途中で痛みが出てしまい
完走するのは難しいと思っていたので、
大会後に電話をもらい
「制限時間ギリギリでしたが、なんとか完走できました」
と聞いた時は本当に驚きました。
他にも、
完走はできなかったけど
初マラソンで、半年以上前から毎日練習をしてきて、
一カ月前に転んで鎖骨を骨折してしまった患者さん。
練習中、距離を伸ばした時に
ランナー膝の痛みが発症してしまった患者さん。
など
みなさん、今あるすべての力を
出して走りきった話を聞いて感動しました。
参加された選手のみなさんお疲れ様でした！
ボランティアで大会を支えてくれたみなさん
ありがとうございました！
